いい家の条件「施工品質」

注文住宅で新築を建てる場合、その準備段階から完成に至るまでチェックしなくてはならないのが施工品質です。
施工品質というのはその名の通り施工の品質のこと、住宅を建てるにあたって作業が適切に行われているかどうかを示す用語となっています。
シンプルに分かりやすく言うのであれば、これから木で正六面体の箱を作ることをイメージして下さい。
綺麗な正六面体の木箱を作るには木材のサイズはしっかり図面と合っているかをまずチェックし、間違いないことを確認した後は組み付けを行い、正しい位置に釘を打ち、そして完成となります。
この際に釘の本数が少なかったり、木材が違うところについているとなるとそれは理想的な木箱とは言えません。
これを管理して向上させるのが施工品質なのです。
ではどうして施工品質が重要なのかというと、これは当然マイホームは高額で、長く使う財産だからです。
もし自分が世界有数の大金持ちであり、少し家が壊れたら別の家に住めば良いというのならばどのような家でもかまいません。
しかしほとんどの人にとって住宅というのはそう何軒も買うものではなく、一つ作ればその一つに住み続けることになります。
ですがもし施工品質が良くないところに施工を任せてしまうと、住んでいるうちに雨漏りがしたり、ひびが入ってしまったり、最悪の場合地震で倒壊するなどのこともあり得ます。
だからこそ注文した通りに作られているか、そしてその安全性はどうかといったことをチェックする必要があるのです。
この施工品質に関しては現在さまざまなハウスメーカーが力を入れる部分となっており、大手だと依頼人のために施工中段階に応じて状態を確認してレポートを出してくれるようなところもあります。
そうしたレポートがあれば安心して任せることが出来るでしょう。
もちろんレポートに限らず施工品質を証明してくれる何かがあるのならそれで良いのですが、少なくとも施工品質に対して何の取り組みも見せていないようなところに新築工事を任せるのは避けるようにしてください。

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